皮膚はどのくらい気にしてますか?
ちょっとした肌荒れやお化粧のりなどいろいろな肌トラブルを抱えていると思います。
アトピー性皮膚炎などは日本にどのくらいの患者さんがいらっしゃるか判らないくらい軽度の人も含めれば知り合いや身内に必ず誰かはいるというくらい良く耳にしありふれた疾患だと思います。
鍼灸院に来られる方は腰痛・肩こり神経痛などが多いのですが、治療していく過程で皮膚の状態も気にしてみています。
全身治療だからこそできる事ですが、潤いやざらつき、冷えや熱感、硬い柔らかいなど他と比べて変化のある所を探し、その中で気になる場所があるとご本人にもお伝えしたり聞いたりして治療をしていきます。
東洋医学では全体のバランスを重視します。全身に現れている症状や体力を回復してあげる事で局所的な症状も改善していくと考えられているからです。
何度か治療している間に皮膚のかさかさが収まったりごわごわしていたお肌に弾力が出てきて柔らかくなったり、「最近痒みが少ないんです」など体調の変化を感じて腰痛などが無くなった後でも来て下さったりしています。
最近は美容鍼ばかり注目されていますが皮膚は全身繋がっています。
顔は一番見える所なんで気になるのも分かります。
美容鍼灸でお顔の状態が良くないなぁと思う方は、お話していると他にほっとらかしにしている症状がある事が多いのです。
皮膚は内臓の鏡といわれるように口から内臓へも繋がっています。
また皮膚と脳は密接な関係があります。
受精卵からの成長過程で同じ外胚葉という所から出来てきます。
食生活の乱れで内臓が疲れたり、ストレスが溜まると肌荒れしたりといった具合です。
寝不足・手足の冷え・便秘・肩こり・ストレスなどなどお肌に良くないと言われる事はたくさん。
鍼灸には自律神経のバランスを整えたり血行改善、ストレス軽減などに効果があると言われているのでお肌にとっては良いこと尽くめです。
一度お身体の鍼も受けてみてはいかがですか?
思ってもみない変化があなたに待っているかもしれません。